習い事でバレエを選ぶのは無駄?メリット・デメリット5つを徹底解説

バレエをしている子ども 子育て

「子どもにバレエを習わせたいな」

「でも、バレエってお金持ちじゃないと習わせられないよね」

「健康にいいから習ってみたいけど、大人になってからでもできるのかな」

バレエって綺麗で可愛くて、子どもに習わせてみたいですよね。

でも、お金持ちじゃないとできないイメージがありますよね。

大人でもバレエをしている人は美しいし、子どもと一緒に習ってみるのもいいですよね。

カハリー
カハリー

バレエを習ってみたいと思うのであれば、教室選びが重要ですよ

今回は、バレエを習いたい!習わせたい!けれど、無理なのかなと諦めかけているあなたへ

カハリーの経験から、バレエを習うメリットやデメリットと、費用についてお伝えします。

カハリーのプロフィール

・4~24歳まで、20年間クラシックバレエを習う

・高校、大学のとき、3歳~小学生までの子どもの指導補助をする

・高校生からは、大人から始められたシニアクラスでも一緒にレッスンを受ける

この記事の内容

●バレエを習うことが無駄だと思う意見と解決法

●バレエを習うメリット3つ

●バレエを習うデメリット2つ

●習い事としてバレエをするために必要な費用と世帯年収

●バレエを大人になってから習う効果

順を追って、お伝えしますね。

お読みいただければ…

バレエを習ったり、習わせることが可能になります。

バレエを習うことでのメリットがたくさんあることを知ることができます。

健康的な身体づくりに役立ちます。集中力や記憶力も高まり、自信や表現力が育まれ、美しいふるまいが身につきます。

カハリー
カハリー

子どもの習い事は、あなたが決断してあげなければなりません。子どもやあなたが‟バレエをやりたい”と思っているのであれば、一緒に考えてみましょう。

子どもの習い事でバレエをすることは無駄?メリットとデメリット

子どもの習い事で無駄だと思うランキングは、以下のようになっています。

出典:選ぶを、もっと楽しく エラベル

バレエを習い事として無駄だと感じている人は、多くはありません。しかし、無駄だと感じている人もいるようです。

無駄だと感じる意見をみてみましょう。

バレエを習い事として通うのは無駄な意見

バレエを習い事として通うことに無駄だと感じる人の理由は…

・費用がかかる

・自信がなくなる

・親のエゴで始めると続かない

・ケガをする

しかし、無駄だと思う人の意見も、習い始める前に以下のことに気をつけてみると、習っていて良かったと思えたかもしれません。

費用は、あらかじめ確認して教室に通う

●自信がなくなっても頑張れる教室かどうか、先生との相性や教え方にいいなと思えるかも見たり聞いたりする

●親の憧れや自分が子どものころに習いたかったから、わが子に習わせることもあるでしょう。でも、子どもと話し合って決めることは継続や成長するためには大切

●ケガは、バーレッスンといって、準備運動をしっかりしなけれがケガには繋がりやすい。早く身体が柔らかくなりたいからと、無理せず、コツコツと練習を積み重ねる必要がある

習い事としてバレエをするメリット3つ

先生が子どもにバレエを教えている

私自身、バレエをしたことによって、得ることができたメリットがたくさんあります。

身体的、精神的、芸術的の3つに分けてお伝えします。

身体的メリット

身体が柔らかくなる】

●太りにくくなる

●ケガをしにくい

●血行がよくなる

●コリにくくなる

バレエを習っている人はみんな、身体が柔らかいとイメージしていませんか。しかし、みんながはじめから身体が柔らかかったわけではありません。コツコツとストレッチをすることで得られるのです。

姿勢がよくなる】

●新陳代謝がよくなる

●腸内環境が整う(便秘になりにくい)

●腰痛改善

●見る人の印象がかわる

私も立ち姿や歩き方を見て「きれいね」とよく褒められていました。便秘にもなったこともありませんでした。

【バランス感覚がよくなる】

●体幹が鍛えられる

身体の中に軸ができます。バランスが良いことで、ざまざまなスポーツに対応できるでしょう。私もスポーツは得意で。特に走るのが速かったです。

【筋力がつく】

●持久力がつく

●免疫力が上がる

身体が疲れにくい身体になると、いろいろなことにも挑戦できます。強い身体になり、私は小学校からバレエをしていた20年間、無遅刻無欠席で元気に過ごすことができました。

精神的メリット

【集中力が高まる】

●記憶力がよくなる

●探求心が生まれる

●聞く力が身につく

バレエだけではなく、学校でも、仕事でも必要な力が身につきます。生きていくうえでより人生を豊かにしてくれるものにもなるでしょう。

【自信がつく】

●度胸がつく

●忍耐力がつく

●向上心が身につく

自信がつくことが、必ずしもいいとはかぎりません。しかし、自信がつくまでの過程が大切だとはいえるでしょう。

【協調性が育つ】

●他の人を意識して、みんなで作り上げる

1人では学べない経験です。言葉でやり取りするものでもなく、相手を感じ取りながら合わせたり、動いたりすることは芸術的なものでしか得られません。

【礼儀を学ぶ】

●挨拶やお礼をいえるようになる

私の教室では、教室に入るときやレッスンが始まるときと終わるときに、バレエのポーズでお辞儀をしていました。

県外や海外からもレッスンしてくださる先生が来る教室もあります。

「お願いします」「ありがとうございました」の気持ちを言葉にしていると、身についてきます。

芸術的メリット

【表現力が身につく】

●美しく見せようとし、探求心につながる

●普段の雰囲気や表情も豊かになる

●絵や言葉などでも、表現できるようになる

自分の外見内面を表現して伝えられることは、今後の人生でも人との深い交わりができる力になります。

【想像力が身につく】

●見る人のことを考える

●作品を演じる

見えないものを感じる心が育つことで、相手の気持ちを想像できたり、目的に向かって物事を進めていくことができるようになったりします。

【音楽性が身につく】

●リズム感がよくなる

●音楽のニュアンスや抑揚も感じ取ることができる

音楽に触れる機会は、生活する中でもたくさんあります。音楽性が身につくと同時に、音楽を楽しめるようになるでしょう。立ち止まったり、ほっとしたり、前へ進んだり…心を動かす力にもなります。

バレエを習い事とするデメリット2つ

バレエを習うためには、金銭的、身体的な2つのデメリットもあります。

1つずつ具体的に見ていきましょう。

金銭的デメリット

習い事をすることで月謝代がいります。しかし、月々払うもの以外にも必要なお金が、バレエを習う上では必要になります。

月謝代は、約6000~15000円程度です。

その他にも、入会金、レオタード・タイツ・シューズ、コンクールや発表会の費用などが必要です。

★教室によって月謝が安く済んだり、発表会がない小さな教室もあります。教室選びによって、あまり負担なく通える場合もあります。

身体的デメリット

トゥーシューズによるケガ

小学校1~3年生になると、つま先立ちをするトゥーシューズを履く教室が多いです。

トゥーシューズの中の先には、クッションも入れて立ちますが、履きなれていないときは、豆ができてつぶれることもあります。

★練習を積み重ねることで足の甲が強くなり、豆ができにくいよう事前にテーピングをすると豆ができにくくなりました。

筋を痛める

小学校高学年になってくると、練習が増えます。無理をすると足の筋を痛めることもあります。

私も実際、小学校高学年から足の指にカットバンやテーピングを巻いて、練習していました。高校のときは発表会の練習で坐骨神経痛になりました。

★筋を痛めないためには、ウォーミングアップのストレッチをしっかりしておくことで防ぐことができます。

発表会での親の負担

親も、毎回お稽古に行くたびに髪をセットアップし、発表会にはメイクや衣装の装飾をつける手間はあります。

★大きくなるにつれて、きれいに見せたい思いから、自分でしようと思うようになるものです。

習い事としてバレエをするために必要な費用と世帯年収

トゥーシューズ

教室によっても違いますが、バレエを習うために必要な具体的な費用や世帯年収は、教室や個々によっても差があります。

しかし、習い始める前に知っておくことは、続けて習うために知っておく必要があるでしょう。以下を参考にしてみてください。

バレエを習うのに必要な費用

月謝6000円~15000円程度

*年齢(クラス)、回数によっても変わります。

*回数チケット制の教室もあります。

オタード3000円・タイツ2000円・バレエシューズ2500円

*金額は種類にもよります。

*成長に合わせて買い替えなければなりません。

トゥーシューズ5000~10000円

*教室によっても履き始める年齢は違いますが、小学1~3年生くらいから履きます。

*金額は種類にもよります。

*甲の強さや練習量によっては、1か月持たないこともあります。(特に中学生になると買い替える回数が増えます)

その他にかかる費用

*コンクールや発表会の費用は、他からの指導する講師を依頼したり、男性と組んで踊ったりすると、プラスされます。発表会後にDVDや写真も購入すればさらに必要となります。

* 発表会がない教室もあります。

バレエを習い事として始めるために必要な世帯年収

必要な費用を考えると、年収500万以上が理想でしょう。都市部では800万以上といわれています。

しかし、スポーツクラブが運営している教室であれば、月謝5000円程度で済む場合もあります。

バレエを習い事として大人になってから始める効果

バレエをしている女性

大人になってバレエをする人は

・健康のために初めて習う人

・子どものころに憧れていて習い始める人

・久しぶりに習う人

など、いるでしょう。

大人になってからバレエを始める効果には、以下の効果があります。

健康な身体になる

・見た目やふるまいが美しくなる

具体的に見ていきましょう。

健康な身体になる

●姿勢が良くなる

ひざや腰への負担が減ります。 腹筋、背筋も鍛えられるため、産後の骨盤の歪みも改善されるといわれています。

●身体が柔らかくなる

怪我防止につながります。子どもよりは時間がかかるかもしれませんが、無理なく少しずつの積み重ねで体が柔らかくなります。

●内側の筋肉を強くする

年齢にともない衰えるインナーマッスルが鍛えられ、気になる二の腕や太もものたるみも引き締まります。

●コリの改善につながる

体のあらゆるところを動かすため、コリが改善されます。四十肩や五十肩の予防、改善にも良いといわれています。

見た目やふるまいが美しくなる

バレエをしていると、いつの間にか身についた立ち振る舞いがでます。すぐには身につくものではありません。しかし、先生に指導を受けながらレッスンを続けることで、鍛えられるのです。

人から見られる印象も変わります。内面外面ともに美しい女性になります。

習い事として始めるバレエによって得られる成長

大人も子どもも、バレエを習うことによって、得られるメリットがたくさんありました。

身体の柔軟性と健康増進

バランス感覚と筋力の向上

集中力と記憶力の向上

表現力と想像力の向上

金銭的な負担や身体的なケガのリスクも考慮する必要があります。しかし、バレエを通じて得られる多面的な成長は大きな魅力です。

あなたや子どもと先生の相性もあるため、一度体験するのも良いでしょう。

バレエを習って良かったと思える先生に出会い、将来バレエで得たことで、あなたとあなたの子どもさんが、よりよい人生を歩んでいけることを願っています。

【カハリー 30代】
元保育士、元幼稚園教諭、元主任。0~6歳のさまざまな子どもの保育を経験。保育園の立ち上げにも携わった。
小学生を相手とする学童保育、体験学習や環境学習、東日本大震災のボランティア活動にもかかわる。
趣味は、細かい作業(裁縫、工作、お弁当作り)、クラシックバレエ歴20年、書道5段・歴12年、コーラス歴7年(結婚式場の聖歌隊の経験あり)、フルマラソン3回完走、自然物好き(多肉植物、草花、昆虫※兄が昆虫博士)、我が子の成長記録を残すこと。
現在は、専業主婦で、男の子と女の子を育てる、2児の母。

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