実家が遠い!夫の前で涙した結婚1年目の後悔の克服と新たな絆の構築

実家 遠い 子育て

「結婚したいけど、実家は近い方がいいのかな」

「結婚したくてしたけど、親や兄弟にも度々会いたいな…」

「妊娠でき、子どもが生まれてうれしいけど、親が近くにいてくれたら助かるのにな」

「孫にも会せてあげたいし…。けど、交通費も必要だしなあ」

結婚したいけれど、実家を離れる不安がありますよね。

結婚をしてから、親や兄弟となかなか会えない寂しさを感じたのですね。

妊娠中や子育ては大変で、いつでも気軽に帰って、親に頼れる環境が、理想ですよね。

カハリー
カハリー

私も、実家が近ければと思うことが何度もありました。

でも、実家が遠いからこそ、新しい環境で自分らしく生きられるチャンスです!

今回は、実家が遠いことに、不安や辛さを感じているあなたへ。

カハリーの実体験と乗り越え方をお話しします。

カハリーのプルフィール

・元保育士、元幼稚園教諭。0~6歳児の、さまざまな年齢の子どもの保育を経験

・結婚歴8年、実家は県内、夫の実家は市内

・現在は、5歳の男の子と、3歳の女の子を育てる専業主婦

この記事の内容

●カハリーの涙した日々を乗り越え実体験

●実家か遠いことでの、デメリット5つ

●実家の近くに住むことでの、メリット5つ

●実家が遠い中での、子育ての寂しさを乗り越える方法

・共働き世帯、ワンオペ育児、シングルマザーの3つの場合から

●実家が遠いことでの、メリット7つ

実家が遠くても、乗り越えられる手段を知ることができ、自立できます。

両親への感謝や大切に想う気持ちが生まれ、新しい友人との出会いもあることに気づけます。

今の土地で暮らすことの良さも知り、前向きな気持ちになれます。

カハリー
カハリー

あなたと、あなたのご家族が、笑顔で過ごせる時間が増えることを、心から願っています。

実家が遠い!夫の前で「寂しい」と涙した結婚1年目

あなたは、実家を離れて、寂しいと感じたことはありますか?

私は、大好きな人と結婚できたけれど、なんども涙が出ることがありました。

ここでは、私の結婚前と結婚後、また妊娠中と育児中に、涙して乗り越えた実体験もお話しします。

実家が遠いことに不安を感じていなかった結婚前

2世帯の家族写真(お宮参り)
2世帯の家族写真(お宮参りの日)

私は29年間、実家で暮らしていました。

実家にいるときは、炊事洗濯は母任せ。運転もできないため、移動手段は交通機関か、父にも頼っていました。

姉と兄とは、ケンカもするけれども仲が良く、家族での会話も多い家庭でした。

姉と兄とは年が5歳以上離れており、末っ子で甘えん坊の私は、いつも誰かが手を差し伸べてくれる環境でした。

夫との結婚が決まると、家具をあれこれ考えて購入したり、部屋を整えたりしながら、‟やっと大好きな人と一緒に暮らせる”と、うれしさでいっぱいでした。

実家が遠いことに涙した結婚後

結婚式で、新郎新婦が聖書に手を置いている
結婚式で、2人で聖書に手を置き、誓いの宣言をする

夫とは5年間お付き合いをして、結婚。市外で、実家から車で1時間半の場所に嫁入りしました。

夫の母親とは同居はしませんでしたが、同じ市内には住んでいました。

実家では、昔は祖父母も一緒に暮らしており、最近までは6人でにぎやかに過ごしていた環境だったため、夫との2人暮らしは、静かなものでした。

夫のことは、尊敬しているし、信頼していて大好きでした。しかし、今までの育てられた環境が違い、生活の仕方も違い、一緒に暮らしていくためにはする合わせが必要でした。

ケンカまでには発展しませんが、お互い我慢しなければならないことはありました。

仕事も、退職したくなかったため、結婚前から勤務していたところへ、JRと徒歩で1時間20分かけて通勤していました。

今考えてみると、仕事でのストレスを発散していた家庭が、仕事の疲れと、慣れない炊事洗濯、他人だった夫との新しい生活にストレスがたまっていたのかもしれません。

だんだんと、毎日顔を合わせて話していた親や姉や兄と会えない寂しさを感じ、ある日の夜、夫に「家族に会いたい」と涙ながら伝えました。

週末には、仕事帰りにそのまま実家に泊まっていました。

「本当に結婚したの?って感じだね」と兄にはいわれながら、夫にも、実家にいる家族にも、私の気持ちを受け入れてもらっていました。

実家と新しい家庭を行き来する生活は、2か月続きました。

私は、夫や両親、姉や兄に支えられながら、少しずつ新しい環境に慣れ、やっと妻になれました。

結婚後の涙した妊娠

ウユニ塩湖風のマタニティーフォト
海でウユニ塩湖風のマタニティーフォトを撮っている妊婦

私は結婚した年に、妊娠しました。

しかし、職場との約束の契約期間が終わっていませんでした。報告をすれば、家から職場まで遠いため、続けることは困難になることもわかっていました。

後ろめたい気持ちもあって、すぐに職場の方たちに報告ができませんでした。

友だちにも、‟この人には言って、この人には言っていない”となることを避けたかったため、誰にもいわず、数か月後の結婚式で報告することにしていました。

妊娠してしばらくは、つわりで、吐き気と眠気におそわれました。心も不安定となり、ご飯も作れず「ごめんね」と夫に泣きながら謝ったこともあります。

親に頼ることもできず、頼りになるのはそばにいる夫だけでした。

職場の方たちには、今後のことも考え、年度末、職場のみんなが集まっていたときに、妊娠したことを報告しました。

それと同時に、自分の都合で妊娠し、約束の契約期間を守れなかった申し訳ない気持ちが、込みあげてきました。

けれども、職場の方はお祝いの言葉や励ましの言葉をいってくださり、これからの私の働き方を考えてくださいました。

職場の方の理解は、夫しか頼ることができなかった私にとって、大きな心の支えとなりました。

涙した妊娠後の育児

新生児が眠っている
生後5日目の新生児

子どもが生まれてからは、里帰りせず、1か月間は毎日母親に来てもらうことができました。

しかし、1か月後、仕事もあるため、親が来る回数は減りました。もともとの夜間の頻繁授乳、おむつ替え、寝かしつけでの睡眠不足に加え、母乳育児でのトラブルにより、悩むことが増えました。心と体に負担がかかってきました。

「自分が望んで産んだのだから、我慢しなくちゃ」

「母親だから当たり前」

「大変なのは自分だけではない」

「でも、子育てが楽しめない…。みんなには、‟子育て楽しんでね”とか、‟幸せだね”っていわれてるのに…」

と、自分を責めることもありました。

涙を流しながら、夫に思いを伝え、サポートしてもらいました。

実家から離れているため、友だちもいません。以前からの友だちも、独身が多かったり、子どもがいても、仕事をしていて忙しかったりと、連絡するのは遠慮がちになっていました。

「この土地での友だちがほしい…」

元職場で子どももいる先輩につぶやくと、

「友だちは、無理してつくろうとしなくていんですよ。そのうち、子どもを通してできますよ」

と、いわれました。

私はその言葉で、‟ないものを求めていては、前には進んでいけない”と、気がつきました。

「今友だちができなくてもいい!」

「以前からの友だちを大切にしよう」

「協力的な夫と一緒に子育てをがんばろう!」

と、思えるようになりました。

無理はしなくていいんですよね。

今できることを考え、少しずつ前に進めていくことの方が、心にも体にも大切なのですよね。

実家が遠いことでの結婚後の後悔

人それぞれ、‟実家が近かったらよかった”と思うきっかけは違うでしょう。

私の場合は、実家が遠いといっても、車を使えば1時間半の距離でした。

しかし、結婚、妊娠、出産、育児を経験して、実家は近い方がよかったと思ったのです。

他にも、実家が遠いことでどんなデメリットがあるのか、また実家の近くに住むことでどんなメリットがあるのかをお伝えします。

実家が遠いことでのデメリット

まずは、実家が遠いことでの、5つのデメリットをお伝えします。

1.実家が遠くなることで、結婚することに消極的になる

ウエディングドレスを試着
ウエディングドレスを試着中

・親から結婚を反対される

私は母親に、「自分の介護は娘にしてもらいたいから、近くにいてほしかった」といわれたことがありました。

親は、わが子が結婚して近くにいてくれないとわかると、ショックを受け、結婚に対して反対することもあります。

・身の回りのことは、自分でしなければならない

家族関係が良好であれば、実家にいる方が楽だと感じる人は多いことでしょう。

私も実家にいたときは、母親に頼っていたため、特に、自炊に苦労しました。

実家にいると自炊、洗濯、掃除など、親に頼ることができます。結婚しなくても、今の生活で満足してしまうのです。

2.地域の方言や習慣の違いなどに、戸惑いや孤独感を感じる

海から見える夕日
実家から帰るときに海から見えた夕日

・ことばのイントネーションが違う

同じ県内でも、私が話をすれば「ここの人ですか?」と聞かれることがありました。少しの違いだけでも、孤独を感じます。

地元に愛着があれば、‟私はここの地域の人ではない”と、新しい地域を受け入れられないこともあります。

・食べ慣れた味ではない

それぞれの地域によって、特産物や好みの味覚の違いがあります。私の場合は、実家も同じ県内だったため、あまり違いはありませんでした。

しかし、慣れ親しんだ味はあります。「地元のここのお店の味が懐かしい」と思うこともあるでしょう。

私にとって慣れ親しんだ味は‟母の作ったご飯の味”でした。毎日電話をして、レシピを聞いてメモをしていました。食べ慣れた味は、安心します。

・公共交通機関の不便さ

私が実家にいたときは、何本もバスが通っていました。公共交通機関の本数が少なかったり、車を所有していなかったりすると、移動手段で困ることもあります。

・友だちがいない

結婚してすぐは、知り合いや友だちがいないため、とても孤独です。独身時代からの友だちの大切さを感じます。

3.親に育児を手伝ってもらえない

親子3人で手をつないで歩く後ろ姿
コロナ禍に2人目を妊娠中。親子3人で、手をつないでおでかけをしている後ろ姿

・子どもに対しての問題

子どもが急に体調が悪くなったり、病院に行くほどのケガをしたときなどには、通っている園や学校から電話がかかってくることがあります。

仕事を時間内に終わらせようと思っていても、特に相手側がいるときには、すぐに帰ることができないこともあります。

その場を離れられなかったり、遠方にいたり、両親ともが仕事で抜けられなければ、すぐに駆けつけられません。

体調が悪いときだけではなく、園バスが自宅に来る時間や、預かり保育や学童保育に迎えに行く約束の時間が過ぎてしまうこともるでしょう。

待っている子どもは不安になるため、電話でおよその時間を伝えておくことも必要になります。

・仕事に対しての問題

勤務時間中に仕事が終わらない場合もあります。しかし、子どもの送迎に合わせて帰らなければならないため、残業ができません。

子どもは体調を崩しやすく、体調不良が長引けば、仕事を休まざるを得ないこともあります。特にママが仕事を休んで対応しなければならない家庭も多いことでしょう。

・家族間での問題

休日も、家事や仕事に追われてしまうことがあります。‟もっと子どもとの時間をもちたい”と思っていても時間がとれず、家族間のコミュニケーションも少なくなります。

夫婦での会話が減ると、それぞれが何を考えているのかわからず、ケンカにつながります。子どもの成長にも悪影響をおよぼすでしょう。

子どもの要求にも応えられなければ、不満が残ります。親との愛着も少なければ、将来、反社会的行動をおこしてしまう可能性もあるでしょう。

親との愛着の大切さは、以下の記事が示しています。ご参考ください。

▼パパママ先生みんなで子育て!子ども生活スマイル家庭『抱っこ何歳まででもすべき』

・体力面や精神面での問題

仕事、家事、育児で忙しいため、1人での負担が大きく、睡眠時間や自分の時間がもてなくなります。

疲労感体調不良につながり、仕事も家事も育児も困難になってしまいます。代わりがいない場合は、無理をしてしまい、なかなか回復できません。

「自分が選んだ道」「自分で選んだことは我慢しなければ」と圧(ストレス)をかけてしまう人もいるでしょう。

仕事や家事、育児を両立していくためには、息抜きの時間も必要です。

以下の記事も、ご一緒にご覧ください。

▼パパママ先生みんなで子育て!子ども生活スマイル家庭『子育て疲れた!息抜きしたい!』

妊娠中や産後には、マタニティーブルーになることもあります。

妊娠中はつわりがあったり、動きが制限されます。二人目以降であれば、上の子のもみなければならず、より無理しがちです。

私も、第二子は、コロナが流行したばかりで、急に両親に頼ることができなくなることがありました。不安と悲しみで涙が出ました。

親に来てもらえないのであれば、頼りになるのは夫しかいませんでした。

しかし、人によっては、親に頼りたい場合もあるでしょう。親だからわかってくれること、出産や育児を経験している母だから理解してもらえることもありますよね。

4.実家が遠いと、帰省に費用がかかり、気軽に帰れない

電車の窓から見える虹
JRで実家に行く途中、車内の窓から虹が見えた瞬間

実家が遠ければ遠いほど、帰省のたびにお金がかかります。新幹線や飛行機などで往復したり、家族が増えたりすると、さらに負担が大きくなります。

実家にいる親戚やその子ども、近隣の人や久しぶりに会う友だちへのお土産代も必要となります。

5.実家が遠いと、親の介護が必要になったときが心配

祖母とひ孫が手をつないで笑いあっている
祖母とひ孫が、手をつないで笑いあっているようす

厚生労働省の調査によると、親の介護は、80歳で約3割、85歳以上になると約6割の人が必要になると、考えなければなりません。

年代別人口に占める要支援・要介護認定者の割合

年代別人口に占める要支援・要介護認定者の割合

<厚生労働省「介護給付費等実態統計月報」/2023年9月審査分、総務省「人口推計月報」/2023年9月確定値をもとに作成>

出典:公益財団法人 生命保険文化センター

実家が遠いと、急に親の容体が悪化しても、すぐに対応できません。常に親と連絡をとり、体調を気にかけておく必要があります。

帰省回数が増えると交通費がかかったり、連絡をたびたびすると電話代がかかったりします。

場合によっては、デイサービスやステイホーム、老人ホームへの入所や、引っ越し、離職、転園、転校なども考えなければなりません。

仕事と子育て、介護の両立を担わなければならないこともあるでしょう。

実家が遠いことで…

・実家から遠いところに家を建てると、しばらくはその土地で暮らすことになります。長期的なことを考えて、住む場所を考えなければなりません。

・実家が遠いことで、身体面だけだはなく、精神面の不安や、金銭面の問題も出てきます。

・あなただけに影響するのではなく、場合によっては、夫や両親、わが子の人生をも巻き込むことになります。

実家の近くに住むことでのメリット

次に、実家の近くに住むことでの、5つのメリットをお伝えします。

1.住み慣れた場所や友人がいるため、安心できる

子連れでランチ
子どもを連れて、地元の友だちとランチ

住み慣れた場所は、土地勘があり、地域の情報をよく知っています。

学生時代からの友だちもいるため「友だちをつくらなくちゃ」と思う必要もありません。

以前からの友だちであれば、気軽に会って相談もしやすいです。お互いに子どもが生まれれば、親同士、子ども同士でかかわる機会ももてます。

環境が変化することでの孤独やストレスを感じず、安心して過ごせます。

2.多くの大人がいることで、子どもの行動範囲が広がる

おじいちゃん、おばあちゃんが元気であれば、孫を遊びに連れて行ってくれることもあります。人が違えば、子どもを連れていく場所や、過ごし方が変わってきます。

結果、子どもの行動範囲が広がり、さまざまなことに興味を持ったり、経験ができたりする可能性もあります。

3.妻の心と体の負担が軽減できる

恋愛情報メディア「LoveMA(ラブマ)」の309人のアンケート調査によると、家事、育児は、多くは妻が担っています。妻へのサポートが必要なことが、調査結果からわかります。

家事・育児負担の割合グラフ
出典:マイナビウーマン 子育て

しかし、実家が近ければ、必要なときに、親を頼ることができます。家事、育児の負担が減り、自分の時間をもつことも、可能になります。

家事、育児にしばられず仕事ができ、余裕をもって、子どもや夫にかかわることもできるでしょう。

4.帰省の移動に費用があまりかからない

帰省に費用があまりかからず、気軽に実家に帰ったり、親に来てもらったりすることができます。

孫をたびたび会わせることができると、親は孫の成長を間近でみることができます。あなたの子育てでの喜びや苦労も、共感してもらいやすくなるでしょう。

5.同居せず、必用なときには助け合える、ちょうどいい両親との距離感が保てる

両親が孫を抱っこ
両親が生後間もない孫を抱っこしているところ

あなたは家事や育児で、手を借りることができます。親は、体のことや、最新の電子機器の使い方で困ったときなどに頼ってくることもあるでしょう。

しかし、それぞれ自分のペースでしたいことや、家族だけで過ごしたいこともありますよね。

実家が近ければ、同居する選択肢が少なくなります。気を遣うことなく、必要なときだけ助け合うことができます。

実家の近くに住むことで…

・実家が近いことで、孤独やストレスを感じず、安心して過ごすことができます。

・心と体や、金銭面での負担を軽減できます。

・家族との関係も良好で、それぞれの必要な時間を確保することができます。

実家が遠い子育ての寂しい!辛い!気持ちを乗り越える方法

実家が遠いことで、子育てで悩むことが多々ありますよね。しかし、実家が遠いことは、仕方がないと受け入れなければならない現状の人もいることでしょう。

実家が遠い、3つの場合の世帯から、

子育ての寂しい気持ちや、辛い気持ちを乗り越える方法を、一緒に考えてみましょう。

実家が遠い共働き世帯の場合

カハリー
カハリー

私が保育士をしていたときも、共働きの人がほとんどでした。「帰ったら、子どもと一緒に寝てしまいます」という方や、「子どもとの時間もほしいんですけどね…」という声も聞かれました。

共働き世帯は、時間がなく、手が足りず、心の余裕がない場合が多いです。

その解決策を、5つに分けてお伝えします。

1.仕事面での解決策 

●夫婦で話し合い、働き方を見直す

・雇用形態を変えたり、転職、副業、独立してりするなど、選択肢はたくさんあります。

●仕事をやめる選択も視野に入れる

・早い解決策にはなりますが、収入が減ることが難点です。

2.家事での解決策

●便利家電で、家事に費やす時間を短縮する

・離乳食をたくさんストックするためには、ブレンダーも便利です。

・近年では、「ほったらかし家電」の電気圧力鍋や自動調理鍋も人気となっています。

●食材配達や、家事代行サービスを利用する

家事の時短方法や、家事代行サービスについては、以下の記事をご覧ください

▼ママパパ先生みんなで子育て!子ども生活スマイル家庭『子育て疲れた!息抜きしたい!』

3.実家以外の子どものサポート

●病児、病後児保育

・子どもの急な体調不良により、集団生活ができず、保護者が看病できない場合に、病院や保育所などで、子どもを一時的に保育することができます。

●保育園や幼稚園(預かり保育、延長保育)、学童保育

・おやつが出たり、お昼寝の時間があったり、宿題を一緒にしてくれたりもします。

●ファミリーサポートセンター

・園や学校などへの送迎や、園や学校の開始前、開始後、休みの日に、自宅で預かってくれます。

・子どもの体調が悪いときや、パパママのリフレッシュが必要な場合も利用できます。

●ベビーシッター

・ファミリーサポートセンターと、利用方法は似ていますが、自宅だけではなく、公園や野外施設などでも利用可能です。

お住いのエリアから、知りたい地域の認定こども園や保育所、幼稚園などの情報を知ることもできます。以下をご覧ください。

▼全国の教育・保育施設情報検索サイト(子ども・子育て支援情報公開システム)『ここdeサーチ』

ここdeサーチ
ここdeサーチ。子ども・子育て支援情報公表システム。全国の教育・保育施設検索サイト。こどもこそだての情報は「ここdeサーチ」で!

4.精神面での解決策

●自分を責めずに、折り合いをつける

・仕事と子育ての両立は、うまくいかないこともあります。自分のがんばりを認めてあげることも大切です。

●ペットを飼う

・子どもが少し大きくなり、一人でお留守番ができるようになったとき、寂しさを紛らわしてくれることもあります。

5.居住地の解決策

●実家の近くに引っ越す

・早い解決策にはなりますが、今の家を手放し、引っ越しの手間と費用、離職、転園、転校、子どもの習い事もやめざるを得なくなります。家族みんなで話し合う必要があります。

●実家の両親を呼び寄せて同居する

・両親も住み慣れた場所や仲の良い友人がいれば、故郷を離れたくない場合もあります。

・同居しても、それぞれの生活方法があり、考え方の違いから、お互いにストレスを感じることもあるかもしれません。

・実家の近くに引っ越すよりは、両親に来てもらう方が楽です。

●両親に来てもらう

・両親が元気であれば、いつもあなたから実家に行くのではなく、両親にも来てもらうのもよいでしょう。

孫に会えない寂しさを感じている親にとっては、会う機会を持つことも必要になります。宿泊してもらう場合、そのための準備は必要です。

ワンオペ育児で実家が遠い場合

ワンオペ育児の悩みは、実家が遠方であれば、より夫の手助けは必要です。しかし、夫の協力が不十分だったり、夫が不在だったりすることもあります。

カハリー
カハリー

私も、実家に子どもを預けられず、子どもも体調を崩すことが多いので、専業主婦なんです。

寂しさを感じることもあります。ずっと子どもと一緒いるのも、疲れてしまいますよね。

●パートナーや、両親と気持ちをシェアする

・特に女性は、産前産後は、寂しさや不安を抱えてしまいます。マタニティーブルーになりやすいため、大切です。

・‟みんなも頑張ってるから”と無理はせず、パートナーに「大丈夫?」と聞かれたら、「大丈夫」と答えるのではなく、してほしいことは伝えましょう。

・パートナーは意見をいうのではなく、とにかく話を聞くことが大事です。

●ママの心身のケア

・家事を時短したり、ちょっとおしゃれをしたり、息抜きの時間をつくり、気分転換をすることが大切です。

・毎日、できなかったことではなく、できた自分をほめてあげましょう。

ママの心身のケアに必要な、息抜きの時間のつくり方と過ごし方は、以下の記事をご参考ください。

▼パパママ先生みんなで子育て!子ども生活スマイル家庭『子育て疲れた!息抜きしたい!』

シングルマザーで実家が遠い場合

カハリー
カハリー

保育士をしていたとき、一人親世帯の子は、預かり保育を最初から最後まで利用する方が多かったです。でも、園での時間が長いので、子どもと先生とのかかわる時間も多く、わが子のような大切な存在になっていました。

シングルマザー、またはシングルファザーの場合は、共働き世帯と同様の対策が必要です。

しかし、より時間も人手も、必要となります。

お金がないと生活ができないため、仕方がないと割り切ることも必要な場合も出てきます。

一人でがんばろうとせず、できるだけ多くの人とのつながりを大事にして、みんなで子育てしていきましょう。

●実家が遠いが場合、離婚したときは実家に帰る

・引越しをするということは、一度職を失い、子どもも転園、転校せざるを得ません。

・近所の人との人間関係で悩む可能性はあります。

・金銭面や、時間の面では余裕ができ、子どもを我慢させなくてすみます!

●積極的に、実家以外でのサポートを利用する

・一人で乗り越えようとすると、あなたにも、子どもにも無理がかかり、精神面や体力面での悪影響を及ぼしてしまいます。

・ほかの人の手も借りることで、あなたの心と体の負担を減らしてくれます。

・ママでなければならないこともありますが、ママの代わりになって、子どもの心を満たしてくれます。

●地域や、子どもを通して出会ったママ友や、気軽に頼れる友人の助けを得る

・町内会などに参加して地域の人とのつながりを持つことで、助けてくれることもあります。

・子育て支援や、地域のイベントに参加すると、顔見知りになります。わが子と同じくらいの年齢の子や、同じ悩みを抱えている人に出会えることもあります。

声をかけられた経験を大事にすると、新しい土地での新しい友だちができます。

・新たに出会った人たちは、次第に、困ったときに助けてくれる存在となります。

実家が遠いことでのメリットと新たな絆の構築

4人家族で、子どもを抱っこしている
パパママが子ともを抱っこして、家族4人でくっつき合っているようす

これまで、「実家が近い方がいいな」「実家に頼りたいけれど、できないから自分たちで解決しよう」と考えてきましたが、実家が遠いことでのメリットもあります!

実家が遠いことでのメリットは、以下の7つです。

1.両親に干渉されない

子どもの育て方の違いがあると、「こうしたら?」「これは子どもがかわいそうよ」とか、あなたの気持ちや事情は考えず、いってくることもあります。

干渉されない方が、ストレスはたまりません!

2.帰省がプチ旅行になる

交通費はかかりますが、旅行気分は味わえるでしょう。気分転換になったり、子どもにとっても楽しい思い出となったりします♪

3.おもちゃや服が必要以上に増えない

おじいちゃん、おばあちゃんは、孫が喜んでくれることがうれしく、会うたびに、おもちゃや服などをプレゼントをすることが多いです。

どんどんと物が増え、親も子も片付けるのが大変になります。自分の趣味とは違うものをもらって、困ることもあるでしょう。

実家が遠いと、必要以上に物が増えず、親にも余計なお金を使わせずにすみます!

4.子どものイベントごとの日程を家族で決められる

子どものイベントには、お宮参りやお食い初め、誕生日や七五三などがあります。おじいちゃん、おばあちゃんは、かわいい孫のイベントをみたいと思うことでしょう。

しかし、実家が遠ければ、参加することは、あきらめなければならなくなります。その場合は、両親の予定を聞いて、日程を調節する手間が省けます。家族だけで予定を決めて、行うことができます。

終わった後に、両親に写真や動画は送ることで、両親も喜ぶことでしょう。

5.誰かが何とかしてくれるではなく、自立できる

両親は、いつまででも元気だとは限りません。

急に親に頼れなくなったとき、身の回りのことができなければ、親の介護と同時に、仕事をしながら慣れない家事をしなければならなくなる場合もあるでしょう。

自立することは勇気がいることかもしれませんが、後々のことを考えると、きっかけを機に、自立していた方がよいでしょう。

離れてみて、両親の苦労を知り、感謝の気持ちも生まれます。

6.両親や友人との時間を大切にしようと思える

なかなか会えない寂しさはありますが、逆に久しぶりに会えるとうれしくなりますよね。貴重な時間を大切にしようともします。

溜めていた思いをいっぱい話したその一日は、お互いにとって充実した時間となるでしょう。

7.子どもを通して、新しい出会いがある

はじめは友だちがいないことで、寂しさを感じ、必死につくろうとすることもあるでしょう。

しかし、子どもが園で仲良くしている友だちや、公園や子育て支援で、子ども同士が一緒に遊んだことをきっかけに、親同士もつながりができます!

私の場合も、子どもを通してうれしい出会いがありました。

~公園で、親同士の好みが一緒がきっかけで~

男の子と女の子が手をつないで座っている
公園で出会った友だちと手をつないでいる男の子と女の子

公園でたびたび会い、子どもに着させている服のブランドが同じだったことがきっかけで、話しかけられたことがありました。

話をしていると共通点が多く、すぐに友だちになれました。

子どもたちも、いつの間にか仲良しに♪

~息子の友だちがきっかけで~

手紙
ママ友親子からの手紙

息子は園バスで一緒だったお兄ちゃんと仲が良く、卒園式のとき、優しくしてもらったお礼を、親子それぞれに手紙を書いて渡しました。

私はそのお兄ちゃんのお母さんとは、ほぼ会ったことも話したこともありませんでした。

しかし、手紙がきっかけで、親同士が連絡をとりあい、卒園後も一緒に遊ぶようになりました。

今ではお互いの子の成長を、わが子のように見守り、相談にものってくれています。

実家が遠い!夫の前で涙した結婚1年目の後悔の克服と新たな絆の構築

結婚式で、空に風船が飛んでいく
結婚式で、「2人の幸せが天まで届きますように」と願いを込めて飛ばした風船が、空高く上がっていくようす

今回は、実家が遠いことでのメリットやデメリットと、解決策についてご紹介してきました。

実家が遠いことを、受け入れなければならない家庭もあるでしょう。

『NHKすくすく子育てch』では、心理学者、大日向雅美さんが、

慣れ親しんだ場所を離れて、すぐに頼れる人が誰もいない場所で子育てをしている、‟アウェイ育児”の乗り越え方について、

以下のように語っています。

人生はアウェイの連続ですよね。アウェイをネガティブに受け止めて落ち込むだけでなく、ポジティブに切り開いていくのは、子どもという存在や、子育てを仲立ちにした、新しい生活人間関係の広がりだと思います。アウェイをプラスに考えていけたらいいですね。
人生という舞台で考えると、アウェイは特別なことではありません。自分一人だけで乗り越えなくてもいいと思います。

出典:NHKすくすく子育てch

がんばっている自分を認めてあげてください。一人で乗り越えず、頼れる人に頼っていきましょう。

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福祉・保健・医療情報 - WAM NET(ワムネット)
ワムネットは、介護・福祉・医療などの制度解説や研修セミナー情報など、福祉・保健・医療の情報を総合的に提供している情報サイトです。独立行政法人福祉医療機構が運営しています。

実家が遠いことでの、寂しさや大変さは、乗り越え方を知ることができれば、すべてがあなたのメリットになります!

人生には可能性がたくさんあります。あなたらしく、前向きに過ごしていけることを祈っています。

【カハリー 30代】
元保育士、元幼稚園教諭、元主任。0~6歳のさまざまな子どもの保育を経験。保育園の立ち上げにも携わった。
小学生を相手とする学童保育、体験学習や環境学習、東日本大震災のボランティア活動にもかかわる。
趣味は、細かい作業(裁縫、工作、お弁当作り)、クラシックバレエ歴20年、書道5段・歴12年、コーラス歴7年(結婚式場の聖歌隊の経験あり)、フルマラソン3回完走、自然物好き(多肉植物、草花、昆虫※兄が昆虫博士)、我が子の成長記録を残すこと。
現在は、専業主婦で、男の子と女の子を育てる、2児の母。

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